• SDGsの取り組み

    私たち 社会福祉法人大東福祉会は、地域福祉に貢献するため、
    『人間性を尊重し、施設に関わるすべての人たちの心を豊かにできる施設づくりを目指します。』
    を基本理念のもと、様々な取り組みを進めています。
    これまでに取り組んできた諸課題は、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)と関連するものであり、SDGsの17ゴールの中から、主に私たちの事業と関連が深く注力すべき項目の施策を通じて、社会的課題の解決を支援し持続可能な世界を実現するため、SDGs目標達成に貢献していきます。


    ぎふSDGs推進パートナー登録制度

    大東福祉会がゴールドパートナーに登録されました

    ぎふSDGs推進パートナー登録制度

    「ぎふSDGs推進パートナー登録制度」とは、SDGSの達成に寄与する事業者とその取組み内容等を県が登録して「見える化」し、広く情報発信をすることで、事業者の更なる取組みを促進するとともに、SDGsに取り組む事業者の裾野を広げることを目的に、令和5年7月に創設した制度です

    大東福祉会が登録されたゴールドパートナーは、「環境」、「社会」、「経済」の三側面において、SDGsの達成に向けた重点的な取組みを行っていることに加え、組織としての一定以上の管理体制をもって三側面のさらに多岐にわたる分野でバランスよく取り組んでいる事業者です。

    ぎふSDGs推進パートナー登録制度

    『月刊福祉』11月号掲載 実践マネジメント講座 PART1

    福祉とSDGsをつなげる実践

    ケース1法人外の理解・協力を得て活動を広げる

    Point

    1

    多様化する地域課題やニーズにSDGsという新たな視点で対応していく

    2

    法人内・外のすべての人からの理解を得てワンチームで活動する

    3

    SDGs実践に向けて、法人・事業所内で取り組みやすいことから始める
    『月刊福祉』11月号 実践マネジメント講座 PART1 ページ1

    SDGsとの出合い

    我われ大東福祉会(以下、本会)は、岐阜県大垣市の特別養護老人ホームから始まりました。現在は、高齢者福祉のほか、障害者福祉分野でも事業を展開しています。社会福祉に対する地域住民の理解を深めるため、比較的交通の便の良好な住宅街に施設を建設し、地域密着型の開放された施設として、施設介護のみならず在宅介護にも重点をおき、地域社会への貢献をめざしています。

    2020年度「岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業」に認定されたことをきっかけに、「『清流の国ぎふ』SDGs推進ネットワーク」に会員登録しました。会員になったことでSDGsを学び、法人でも積極的に取り組みを始めたという経緯があります。

    SDGs実践に向けての法人の目標

    本会は、課題が多様化する現在、いかに地域社会のニーズに応えていくか、また持続的に信頼される福祉サービスを展開していけるのか、常に考えています。この思いはSDGsにも通ずるものだと思い、具体的な実践を始めようと思い立ちました。

    しかし、制度内の事業ゆえに、事業運営基準等を遵守しながら、取り組まなければなりません。基本的にはゆとりをもって、楽しく仕事ができる環境をめざしているため、職場環境の整備や人材確保の取り組みとしてSDGsを実践していこうと努めています。その時、費用と収益のバランスを考えながら充実を図っていくことが課題であると考えます。

    SDGsの視点で事業を展開していくために、以下の2点に重点をおいています。「日々変化する地域社会のニーズを的確に把握し、時代に即した新たな価値を創造していく」こと、「法人の職員のみならず法人に関わるすべての人からSDGsに向けての取り組みに理解を得て、ワンチームとして実践を広げていく」ということです。

    SDGsの視点を事業に結びつける

    前述の2点のポイントを活かして、本会では主に、(1)国際的な支援活動への参加、(2)働き方改革の推進、(3)環境保全活動を行っています。

    (1) 国際的な支援活動への参加

    筆者が幼い頃、生活が苦しかったこともあり、世界中の貧困を思うたびに心を痛めていました。その思いもあって、SDGsのゴールと照らし合わせ、法人で貧困解消につながる活動に取り組むことになったのです。

    そのひとつとして、「国際協力NGOジョイセフ」の世界の女性支援活動を支援するために、使用済み切手の収集を行っていました(2021〈令和3〉年3月31日で回収終了)。現在は、大垣市社会福祉協議会へ切手の寄付を予定しています。また、エコキャップ運動と呼ばれるペットボトルのキャップを集めて世界の子どもたちにワクチンを届ける活動を実施しています。利用者やそのご家族にも協力いただいており、職員以外にも本会の活動への共感が得られていると感じています。集められたキャップは、リサイクル原料として再資源化をすすめているので、世界中の人の健康増進だけでなく環境問題にも貢献していることになります。

    この取り組みによって、本来、廃棄されるものが社会貢献につながるという意識が、業務上のむだをなくしコスト削減の必要性などへの職員意識の転換につながっていると感じます。

    (2) 働き方改革の推進

    職員が働きながら資格取得をめざすことのできる環境をつくりたいと考え、資格取得学校(日本総合福祉アカデミー大垣校)を開校しています。職員の勤務時間内の受講や、受講費用の全額法人負担を行うなど、資格取得支援に力を入れています。さらに、外国人技能実習生には、日本語講師による定期的な学習機会を提供して、語学力向上の面でもサポートしています。この取り組みによって、未経験、無資格でも意欲のある職員採用が可能となり、また職員のスキルアップを図り、優秀な人材の定着につながっています。

    ほかにも、地域のファミリーサポート事業の運営場所を提供し、職員の不安や困りごとを解消するための一環として子育て支援に取り組んでいます。職員だけでなく、地域住民にも開放しているので、地域の中でのニーズにも応えています。このように地域に開かれた場所をつくることで、利用者だけではない地域住民との関係を構築し、住みよい街にするための必要な視点に気づくことができるのです。

    (3) 環境保全

    SDGsの17のゴールの中で、本会では始めやすさから環境保全の取り組みに注目しました。本会は、新たな価値の創造を続けることで地域に貢献するというミッションもあったので、以下のような取り組みを開始しました。

    • 業務のIT化によりペーパーレスを図る。
    • 施設の照明のLED化の推進と不要な照明の消灯、またデマンドコントロールシステムにより自動で電力負荷を制御して効果的な省電力に努める。
    • 法定速度の遵守、安全で最短な運行計画の作成、アイドリングストップ等事業用車両の安全運行管理を徹底して行い、エネルギー消費の効率化を図る。

    これら環境保全の取り組みは、事業コスト削減にもつながると同時に、働き方改革の推進にも寄与し、事業運営上、さまざまな好循環を生んでいます。

    活動への共感を広げる

    紹介した取り組みは、本会職員だけでなく地域の企業、地域住民、利用者の協力を得て行っています。また、SDGs達成に向けて、本来業務で改善できる点を取引企業と一緒に検討しながら改善を図っています。

    また、施設を常に開放し、地域の人たちに気軽に立ち寄ってもらい、この場所が安心できる場所として何度も利用してもらえるように努めています。利用者のみならず、地域の中のひとつの場所として住民に身近に感じてもらい、誰でも利用できるようにする取り組みは、SDGsの視点でいうと「誰一人取り残さない」という目標に通じていると思います。

    さらに、SNSを駆使し、情報発信を積極的に行うことで、事業の透明性を図るとともに、本会の取り組みへの共感を広げていく活動も行っています。活動への共感を生むことで、SDGsを知ってもらうきっかけにもなると考えています。実際に、地元企業からの口コミにより、YouTubeで大東福祉会の取り組みが紹介される機会をいただき、法人外での認知が広がりました。金融機関や取引業者、行政からも新たな活動導入への提案や情報を得られるようになり、有効的な事業計画を検討しているところです。

    今後は本業の福祉サービスをより効果的に地域社会に届けるために、SDGsの視点を取り入れて、新たな資源を見いだしていきたいです。例えば、本会が地域の中で新たな福祉のリモート拠点としての役割を担っていけるような活動を計画中です。次世代の本業周辺サービスを生み出しながら、可能な限り住み慣れた地域で安心して生活を継続することができるまちづくりに寄与していきたいです。


    SDGsで触れる、ぎふのみらい Re:touch[リ:タッチ]インタビュー

    小さなことをコツコツが、
    SDGsの根本なのだろうと。

    特別養護老人ホーム、グループホーム、有料老人ホームを中核に、総合的な介護サービスを提供する社会福祉法人 大東福祉会。こうした介護施設の運営自体がSDGsの取り組みと話す関根理事長は、テレビで飢餓に苦しむ子どもたちを見るたびに涙を流すほど、子どもたちへの熱い想いを持つ。

    また、ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業、新はつらつ職場づくり宣言事業所、人材育成事業者グレード2にとどまらず、キッズスペースの設置、アカデミーの開講、ベトナム人実習生の受け入れなど、介護施設の新たな価値創造に向かって先陣を切っている。小さなことをコツコツと継続してやる。謙遜とも聞こえるその言葉に、SDGsの根本があった。


    大東福祉会 SDGsの取り組み

    私たち 社会福祉法人大東福祉会は、地域福祉に貢献するため、『人間性を尊重し、施設に関わるすべての人たちの心を豊かにできる施設づくりを目指します。』を基本理念のもと、様々な取り組みを進めています。
    これまでに取り組んできた諸課題は、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)と関連するものであり、SDGsの17ゴールの中から、主に私たちの事業と関連が深く注力すべき項目の施策を通じて、社会的課題の解決を支援し持続可能な世界を実現するため、SDGs目標達成に貢献していきます。

    SDGsロゴ

    大東家のブログでは、地域公益活動の状況やお知らせ等を掲載しています。

私たちの未来を支える柱

  • 行動指針「人間性の尊重」「創意工夫と改善」「地域社会との交流」「和を大切に」「持続的な成長」

  • 事業目標「財務」「組織」「サービス」

岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業

  • 大東福祉会が「岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業」として岐阜県から認定されました。

くるみん認定企業

  • 大東福祉会は岐阜労働局から「次世代育成支援対策推進法」に基づく「くるみん」認定を受けました。

新はつらつ職場づくり宣言

  • 大東福祉会が、「新はつらつ職場づくり宣言事業所」として岐阜労働局より認定されました。

人材育成事業者認定制度

  • 大東福祉会が、優良事業者である“グレード2”に認定されました。

地域公益活動の取り組み

  • 大垣市の企業様が導入できる福利厚生制度「大東福祉会の福祉・介護相談窓口 福祉110番」、地域の皆様を支援する「日常生活自立支援事業・成年後見制度」など、公益的な活動に取り組んでいます。

SDGsの取り組み

  • 私たち 社会福祉法人大東福祉会は、SDGsの17ゴールの中から、主に私たちの事業と関連が深く注力すべき項目の施策を通じて、社会的課題の解決を支援し持続可能な世界を実現するため、SDGs目標達成に貢献していきます。

職場つみたてNISA

  • 社会福祉法人大東福祉会の職場つみたてNISAは、職員の資産形成・金融リテラシー向上、経済的不安解消をサポートし、人材獲得と企業価値向上を図る新福利厚生制度です。

日本総合福祉アカデミー大垣校

  • 平成30年10月、大東福祉会の施設内に「日本総合福祉アカデミー大垣校」が開講。
    大東福祉会で働きながらキャリアアップやスキルアップを目指したり、大垣市や西濃地域に必要な介護人財としての知識と技術を身につけることができます。

最新機器を積極活用

  • 大東福祉会では、ICTを活用した最新機器を積極的に取り入れることで、ペーパーレス化やリアルタイムでの情報共有を可能にしています。

職員の挑戦を全力応援

  • 大東福祉会は介護福祉士実務者研修や日本語学習、ソシオエステの資格支援で職員の学びと成長を全力で応援します。

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